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國分の英語教育論⑬「自分で『語源』を感じてみよう」 

 単語を覚えていく際に、接尾語や接頭語から意味を覚えることは非常に効率的です。

ある語に接頭語や接尾語がくっつき品詞を変えたり、意味を変えたりします。

おススメはある程度の接頭語や接尾語を頭の中に入れた後に、自らその語源や語の変化を”感じる”ことです。

例えば、有名な接頭語disは逆の意味、又は良くない意味を表す接頭語です。

accord「一致」、disaccord「不一致」などが有名ですね。

もっと身近な例では

cover「覆う」、discover「覆いを取る⇒発見する」など実は身近なところにも接頭語から来る意味が出来ている単語はいっぱいあります。

他の例では、動詞を作るenという接頭語があります。

able 「可能な」、enable「可能にする」

もっと身近な例では

joy 「楽しみ」、enjoy「楽しむ」

どうでしょうか。

今までdiscover やenjoyが接頭語からできている単語だという認識は薄かったのではないでしょうか。

このように、接尾語や接頭語を覚えておくと意味がなんとなく類推できるようになります。

接尾語や接頭語を覚えた後に、あれ?この単語もしかしてこういう風にできているのかな?と”感じて”みてください。

それが合っているか合っていないかは問題ではないのです。

覚えられればそれで勝ちです。

一つ一つの単語を独立して覚えずに、必要なものだけを覚えて、後は単語を”感じて”見てください。

 

英語科主任 予備校室長 國分
大田区立大森第7中学校、都立小山台高校、慶應義塾大学を卒業後、某有名企業に入社。その後、教育を志し田進ゼミに転職。自他ともに認める英文法オタクで、暇さえあれば文法の起源を調べている。趣味サッカー。