2015年6月3日(水)、私立三田国際学園中学高校の塾対象説明会に行ってきました。
三田国際学園中学高校は、東急田園都市線用賀駅から徒歩5分です。バスを利用しての通学も可能です。
平成27年度より学校名を変更し男女共学化しました。校舎は変わらず、女子校の名残が見受けられます。今年度から新しく学園長を迎え、改革にまい進しています。学園長は広尾学園の元校長が就任し、2校目の改革に着手しています。
あいさつの冒頭に、学園長は以下の引用をしました。
「2011年にアメリカの小学校に入学した子どもの65%は、いままだ存在しない職業につくだろう」(キャシー・デビットソン、アメリカ・デューク大学教授)
これは、世界的にも有名な発言として受け入れられ、今日の文部科学省でも検討事項に入れられています。この発言をもとに、従来の教育スタイル(授業)を改め、21世紀型教育を目指しています。具体的には、①自分の頭で考える、②未知の問題を解決する、③解なき問いにチャレンジするの3つです。
では21世紀型教育とは何か。三田国際学園中学高校では21世紀に必要な力を以下の4点にまとめています。
■21世紀型教育に必要な力
①英語力 = 4技能の習得(読む・聞く・書く・話す)
②コミュニケーション能力 = 自分とは異質なものに対して共有する力、批評する力
③サイエンスリテラシー = 「文系だから・・・」は通用せず、理系のリテラシーに触れることによって柔軟な発想力を持つことが大切
④ICTリテラシー = iPad(タブレット端末)を活用したリテラシー運用
上記①~④により「考える力」を身につけることこそ「世界標準教育」だと提唱しています。
学校の核である授業も工夫が見られます。三田国際学園の授業は従来の一方向型から相互通行型授業へと移行しています。先生方は、授業開始時に「トリガークエスチョン」と呼ばれる質問を生徒にします。例えば、
「あの歌詞はなぜ心に残っているのだろうか」
音楽の授業だと思いがちですが、違います。国語の授業の冒頭のトリガークエスチョンです。目的は助詞助動詞の使い方を確認することですが、質問された瞬間に生徒たちは配布されているタブレット端末で調べ学習を始めます。「なんでだろう?どうして心に残るの?」とじっくり考えること、これこそ三田国際学園中学高校の目指す教育の一つです。
平成28年度中学入試及び高校入試では変更点があります。詳細はHPでご確認下さい。
説明会等の詳細はこちらでご確認下さい。
http://www.mita-is.ed.jp/
この他にも、様々な情報を入手することができましたので、興味のある方は各校舎へお問い合わせ下さい。
http://www.denshin-z.co.jp/contact.html
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担当 石川(進路指導主任)